日本のパワーアンプを一変させたAccuphase A-100

90年代のアキュフェーズ幕開けのA級モノラルパワーアンプ
アキュフェーズのパワーアンプの音質が変わり始めたと思わせたモデルがA100からではないでしょうか。
それまでのアキュフェーズのアンプは生真面目な音で信頼性があるものでした。
80年代初頭から続々と登場してきた海外の個性的なパワーアンプから変更すると、
少し物足りないと感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
日本を代表するオーディオメーカーの意地と夢
A-100を開発するにあたりアキュフェーズが掲げた目標は、
「再生音楽の理想を求める」というものでした。
筐体は空冷ヒートシンクを剥き出しにしたもので、当時のアキュフェーズでは大胆な構造です。
作りは丁寧で服や手をひっかけたりしない造りです。
出力段はMOS FET素子の10パラレルPP駆動を2台の完全バランス方式で8Ω負荷時の出力は100Wです。
インピーダンス負荷に応じてリニアにパワーが増幅し、2Ω負荷時で400Wを保証しました。
スピーカーを問わずその実力を一定以上にひきだす懐の深さ
心臓部でもある電源トランスは厚いアルミ製ケースに入ったトロイダルトランスです。
ケース内は充填材を入れたもので他パーツへの影響を少なくする配慮が施されています。
コンデンサーもケース内に格納するこだわりの造り。
筐体構造も分厚いアルミ製のものでヒートシンクも構造とするリジットな造りです。
A-100発売当時はJBLなどの大型マルチウェイスピーカーや静電型スピーカーなどの
急激なインピーダンスカーブをものともしない駆動力は圧巻でした。
KrellやJeff、マークレビンソンなどのアメリカハイエンドと同じ土俵に上がったモデルの先駆。
躍動感と静寂
フルバランス純A級パワー、モノラルパワー、音楽パワー
JBLやタンノイのスピーカーを繋いで音を出した時、これまでのアキュフェーズのアンプよりも
能動的で躍動感がありながら独特な繊細な表現も溶け込んでいました。
アキュフェーズに限らずこれまでの日本のパワーアンプの多くが音質の傾向として、
清潔感ある音で音色も淡色だったり、端麗な傾向があたっと思います。
音楽の動的な表現においても淡白な傾向がありました。
アキュフェーズのA-100は当時の国産パワーアンプの中では楽器の微妙な色彩感や演奏者の躍動感、
繊細さも両立した数少ないパワーアンプでした。
最近のアキュフェーズはデザインも洗練されてきまして、機器としての魅力も
海外オーディオ機器にも見劣りしない修練度が感じられようになりました。
発売後時間は経過しておりますが、現在でも人気のあるパワーアンプです。
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