Audio Machina CRM
21世紀のスピーカーシステムの現実的でかつ好みは別としてリファレンスとなるスピーカーは、
MagicoやAudio Machinaに代表される金属系キャビネットで製造されたスピーカーシステムです。
見渡しの良い音場は、小さなサイズを忘れる事ができるCRM。

真珠色のリファレンス・スピーカー
コンパクト・リファレンス・モニターと名付けけられたCRMの設計者はKarl Schuemannで、本国サイトには、philosophyというページが設けられ、設計思想や音楽に対する愛情に溢れたテキストが掲載されています。
その中で頻繁に出てくるキーワードが「完璧」というワードで、カール・シューマン自身がどのようなサウンドを目指しているかが明確になっています。またミッド領域の暖かみや充実、解像度を重要視していることも音にあらわれてますね。
MIL規格のアルミ塊削出しキャビネット
過去から現代の演奏者の音楽に込められた、感情や魂を表現するために突き詰めた答えが、MIL規格(航空宇宙)のソリッドスラブ・アルミから削り出したキャビネットとシンプルな高品質なネットワークです。
独特なキャビネット・デザインが可能な切削技術は自社でオリジナルのソフトウェアを開発した上で細かな制御を行っているとも記載されていました。同じアルミ削り出し素材のキャビネットでも、異素材を巧みに組み合わせ、エンクロージャーの共振ピークや減衰速度を促すMagico社とは異なるアプローチです。
キャビネットやネットワーク、タイムアライメントについてはAudio Machina社サイトの「Pearls」に詳細に記載されています。



ネットワーク&ユニット
ネットワークの写真がありましたので抜粋しますと、コイル素材には銅箔コイルを用いています。スロープ特性は非常にシンプルそうです。1次(-6dB/oct)スロープでしょうか。内部ケーブルの断面積も秀逸です。コイルの容量を出すカップリングも興味深いものですね。上の写真の銅箔コイルだけでも通常3,4万円しても不思議ではありません。コイル付近を見ますとケースに入れ、ダンプ材が塗られているようです。銅箔コイルは密着度が高い製造方法ですので、通常コイル(断面積が円形)よりも透明感が得られる事と思います。
CRMのユニットはScanspeak製(15cm口径)ツィーターにはMorel製のシルクドーム・ツィーター(1インチ)が搭載されています。ショートホーンはウーファーとのタイムアライメントを合わせる理由からでしょうね。
初期のPURE SystemにはFOSTEX製のユニットが使用されていました。
現在、Audio Dripper TOKYOの試聴室の小型レンジのリファレンス・スピーカーとしてThe Ultimate MonitorかCRMを予定しています。他のショップの方にも依頼させて頂いています。デビュー作の「The Ultimate Monitor」で聴いたあの衝撃的なまでのナチュラルでシームレスなサウンドステージは、CRMでも大きく軸足はぶれていません。
Audio Machina 買取保証価格
The Ultimate Monitor ¥550,000~
Audio Machina PURE System MKI ¥800,000~
Audio Machina CRM ¥450,000~
※状態や付属品によって、どんどんUPいたします。
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