21世紀のリファレンスプリ、Ayre KX-R。
Ayre KX-Rの技術的な特徴は、数々あるのですがなんと言っても音の弾力性と立体的な音場、
極めて高い分解能が破綻せずに音楽に帰する事ではないでしょうか。
Ayre KX-R エアー・リファレンス・プリアンプ
21世紀初頭のハイエンドオーディオの代表格、アメリカ生まれのAyreプリアンプ。

技術的ハイライトAyre KX-R
独創的な発想で開発されたボリュームメカニズムは、ベルトモーターで駆動され、完全バランスの4連ロータリースイッチ・ボリューム・メカニズムと可変ゲイン・トランス・インピーダンス(VGT)回路に融合させています。下の写真がわかりやっすいです。Ayre伝統のゼロフィードバック、フル・バランスステージ回路コンセプトを新増幅回路“EquiLock”と結合させる極めてユニークなテクノロジーが音に活きています。かつてのCello社等のボリューム回路を数段進化させ音質至っては優に超えたと評価する方もいらっしゃいます。
Ayre、圧巻のシャーシ、内部コンストラクション。
削り出しシャーシの内部構造も回路部分が完全にセパレートされる構造で、S/N比の確保に寄与しているのでしょう。32L等も削り出しですが、比較するとKX-Rの凄さがわかります。外観に中身の凄さが表れていなところがAyre流。同価格帯の他社リファレンス・プリアンプと同環境下で比較した場合でも際立つ性能が備わっている事はどなたでも感じる事ができるものと思います。



Ayre社の歴史とスピーカーブランドAvalon。
Ayre社は1993年設計開発者のCharles Hansen(チャールズ・ハンセン)氏によってアメリカで設立。Avalonのオリジナルモデルの開発者でもあります。大学では物理学を専攻、ハンセン氏は色付けのないスピーカー振動板の基礎理論を構築しました。1987年Bob Grupp(木工技術者)と共に現在のAvalonオリジナルモデルを開発し、Avalon社の設立後2年間、技術責任者として携わりました。衝撃的なデビューモデルの多くはハンセン氏の設計手腕が光りました。
代理店サイトでは「Avalon社の在籍当時にRichard Broida, Jeff Rowland, Neil Patelなど著名なハイエンドオーディオ企業との交流の中で、オーディオスピリッツにおける多くのインスピレーションを得ます。そして、その後、友人Peter Bohacek and Katie Lehrとともにエレクトロニクスを主とするAyre Acoustics社を起業(代理店説明)」したそうです。



すべては音楽再生のためのAyre KX-R
Ayre KX-Rのプロダクトデザインはシンプルでとっつきにくいイメージがございますが、柔らかく削り出された様なシャーシの質感は他ブランドの削り出しリファレンスプリとは異なる光を放つものです。他プリアンプからKX-Rに変更してすぐわかることは音の色合いが増える事や、打楽器等のアタックの瞬間の空気の揺らぎ等、コンサート会場で聴く様な気配がナチュラルに表現されます。しかも現代のプリアンプで聴ける冷たい表現ではない懐かしい音。よく整備されたヴィンテージプリでもなかなか聴けない極めて高い分解能に支えられています。
現代に残るヴィンテージプリとも共存できるハイエンドプリ。
KX-RはAudio Dripperのお客さまの中でも人気がある、70年代のハイエンドプリ Mark LevinsonL NP-2L等の個性までも明らかにしてしまいます。かつてオーディオ評論家の方も語られていましたが、LNP-2Lも32Lの前では時代を感じるシーンがあるかもしれません。32LとKX-Rとでは、感じ方の質がちがいます。KX-Rの前ではLNP-2LはMcIntoshと同様にキャラクターを楽しむプリだという事が認識させられます。しかし70年代に誕生したLNP-2Lのキャラクターが高い次元にある事は凄い事です。
音場や静けさはしょうがないとして、明らかなエネルギー感不足や密度感不足から打音一音だけでも音数が違います(内部パーツの劣化や電源部のコンデンサー抜けが進んだ個体ですと比較対象にもなりません)。真空管を使ったヴィンテージプリをお使いの方でも納得できる弾力性がある事も見逃せませんね(ラインだけとなります)。ここまで凄いと感じた現代プリはKX-Rが筆頭です。余談ですがワイヤレスリモコンはLINN社のリモコンも使用可能です。
他プリアンプとの比較は好み等がありますが、KX-Rの高性能ぶりはハイエンドスピーカーや同社MX-Rではなくとも発揮されました。音楽ジャンルを選ばないスペシャリティを発揮します。じっくりと一つのシステムの中でセットアップした場合、2000年以降に発売されたリファレンス・プリの中では一つの頂きである事はまちがいありません。特に一般家庭における音量や小音量で聴かせる立体感と弾力感はKX-Rの特徴です。
Ayre・エアー社(中古 買取保証御見積)
Ayre KX-R 800,000円~ 850,000円~ 元箱・付属品有は高価買取
Ayre KX-R Twenty、MX-R、VX-R、 各Twentyモデルもご相談ください。
※動作品、目立つ傷なし
現行モデルは世界的な人気からAyre KX-R Twenty(シルバー ¥3,800,000. ブラック¥3,850,000)となりました。
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