日常を置き去りにできる、地下1階のLush Life。
オトコの城の理想を具現化したリスニング・ルーム!

お客さまのリスニングルームの一部ご紹介です。超希少な真空管アンプを中心にハイエンドオーディオを数十台とコレクションされていますが、一歩足を踏み入れると、そこは子供の頃に憧れた秘密基地か、自由奔放な男の城。そこは表裏一体のLush Life。
オーディオルームへ降りるアプローチとなる地下への階段にはアロマキャンドルが全段に配され、階段を降りることで日常が切り離され、聴く事に集中できる作用が働くものと思います。こちらのリスニングルーム&ホビールームは、一般的には奥さまが見たら卒倒される程のオーディオ機器の量とホビーに溢れるワンダーランド。奥さまのご理解と度量の広さの賜物か自由な空間です!また大抵好き放題やれる部屋ですと掃除などが行き届かなかったりしますが『クリーンルーム』と言ってもいい程。機器の凄さや量よりも、すべての機器類の状態の良さや清潔さに驚きます。
閑静な住宅街の地下ですので、暗騒音レベルが低く、空調動作していても、解像度が高いマスタリングルーム同様の静けさです。そのおかげか、知らない音楽ソースでも録音時の環境やおおよそのスタジオ機材、録音年代、アーティストの国柄まで見当できる高スペックなお部屋。



WE91型は有名なヴィンテージショップがプロデュースした製品でオリジナルと比較できる91型と言われています。搭載部品のクオリティもさることながら、レイアウトや仕上がりも良く何年か前に聴かせて頂きました。こちらは私的に探しているブツ。。。
おそろしく綺麗なLUXのターンテーブルとアーム。スマホで撮っているため今一つ伝わっていませんが、新品と見まごう程。ロイズ・アンティ―クス見立ての様な欧州製サイドボードがいたるところにあり、ホビー類が絶妙なバランスでセット。定在波対策にもなっていそうです。
手彫りのアンティークと様々なキャラクターが楽しい空間。異なるテイストが見事に融合してます。リスニングルームの広さや掛けたコストにではなく、インパクトに溢れたインテリジェンスな空間に刺激を受けました。オーディオも同様にヴィンテージからハイエンドなど奥行を感じるものです。
上の写真はリスニングルームの一部で機器類は反対側の広いスペースに数十台あり、その向こうにホビーが・・・迷宮のような男の城。まさにLush Life!豊穣、豊かな人生・・・・、酒びたり、飲んだくれ(音楽漬け、オーディオ放蕩・・・)という相反する俗語。John Coltraneのアルバムタイトルでもありますが、逆説的なタイトル付けで、過去や通説とはちがうLIFE。【とことんやる、豊かな人生を】と言う風に解釈します。
今回は買取でお伺いさせて頂きましたが、その買取品もとても状態の良いものでした。使われる方の扱い方はオーディオ機器の顔や音にもあらわれます。買い取らせて頂いた機器の総額は関係なく、その状態が良いと気持ちがいい一日。
理想や現実は一様ではありません。冒頭写真のBill EvansとJohn Coltrane(依存性と求心性)の2ショットは、まさにJAZZシーンのLush Lifeそのもので、2人のレジェンドは最終的に常人では体験できない程の充実した人生であったはず。彼らが残した音楽を聴かずに居られな事は依存症的でもあり、とても豊かな事……..皆様、良きLush Lifeを!