SPECTRAL DMA150 整備状況
アメリカからICなど不具合が予想される部品を取り寄せ中です。リレーの切り替え動作が不安定でRCAから音が出たり出なかったりする場合があります。XLRの動作状況も怪しいため下記の整備【セミオーバーホール】を行っています。音楽信号経路を重点的に診ております。




























アメリカからICなど不具合が予想される部品を取り寄せ中です。しばらくお時間を頂ければ幸いです。
2017.2.14 測定状況 RCA入力(NORMALポジション)









現在のRCA入力時の計測状況です。現在、XLR入力時の左CHにノイズが入ります。
2017.2.21 XLRインプットのゲイン差を調べるため、電源部コンデンサー等を計測しました。電源部コンデンサーは片CHで容量不足があります。オーディオボードのコンデンサーも交換する必要があります。SPECTRALの部品ランクが低いため交換する場合、精度ランクを上げる予定です。現状は修理となります。















現段階でフルレストアに近い状態でないと修理不可となりますので、電源部電解コンデンサーをUSAから取り寄せしています。日本へ輸入されるタイミングが遅くなるため、3月中旬までお待ち頂く事になります。
2017.3.21
調整箇所が多数ありまだ調整に時間がかかっている状況です。






上記で不良が見つかったトランジスタの温度を管理するセンサーを輸入中です。3月末にきますので4月にずれ込みます。
2017.3.29
左CHトランジスタで出力確保できないものがありましたので、左右CHを同一ロットのものへ交換する予定です。
2017.4.13
FETトランジスタを全交換するためパーツが到着しました。オーディオボードにはDMAシリーズの高級機に使用されるコンデンサーをを搭載しました。






トランジスタのマッチドによる全交換、電源部コンデンサー全交換、オーディオボードのレストア……ほぼフルレストアしたDMA150ですが、まだおかしい部分があります。
回路と部品を徹底的にアナライズしましたところ、設計時かパーツ選択時にミスがあった可能性があります。電圧計で計った数値がどうしてもおかしいため本国サービスで調べたところこの件が小さく記載されていました。
現在、NG部分だろうと考えられる部品を輸入しています。ひじょうにお時間がかかり申し訳ございません。