ゴールドムンド:Goldmund Mimesis 8.2パワーアンプの買取
スイス製パワーアンプGOLDMUND Mimesisシリーズ

GOLDMUND Mimesis 8.2パワーアンプの魅力(ゴールドムンド)
初期ゴールドムンドのパワーアンプと言えば、少ない出力素子と小さなコンデンサー、大容量トランス。メカニカルグランドアース(振動対策)のコンストラクション。ボディは鋼のような強固さで当時のアメリカ製パワーアンプと考え方、アプローチがちがっていました。デビュー当時のGOLDMUND Mimesis 9などは斬新でした。



今回買取したゴールドムンド8.2も上記思想を具現化しています。特に出力段と制御段のシンプルさは真空管アンプにも通じ、歴代のスイス工業機器の設計思想とも相通じるものです。基板はレジストが塗っていないタイプを採用しています。この辺りはスイスフィジックス社のノウハウが活きていると思われます。



シンプルな回路はサウンドの瑞々しさとなり、小容量の電源部電解コンデンサーは聴感上のスピード感に寄与していると推測できます。



上の写真はGOLDMUND Mimesis8.2のメカニカルグランドアース部分ですネジ切部分は太い金属製でシャーシを貫通しトランスケースを直に支える仕様です。
GOLDMUND Mimesisシリーズは1990年代初頭ハイエンドパワーアンプの世界に一石を投じたと言ってもいいでしょう。サウンドの魅力もございます。
■GOLDMUND Mimesis8.2 モノラル・パワーアンプ概要
1台あたり W:483mm×H:150mm×D:483 mm 重量35 kg
1995年まで生産
出力:175W (2~8Ω) 入力:アンバランス(RCA)1系統、 バランス(XLR)1系統600Ω受け